土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

シン・ウルトラマン

あらすじ:

謎の巨大生物「禍威獣(カイジュウ)」が次々に現れ、その存在が日常となった日本。通常兵器が全く通用せず事態が長期化する中、政府は禍威獣対策の専従組織・通称「禍特対(カトクタイ)」を設立する。田村君男(西島秀俊)を班長に、さまざまな分野のスペシャリストから成るメンバーが任務に当たる中、銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため、禍特対には分析官・浅見弘子(長澤まさみ)が新たに配属され、作戦立案担当官・神永新二(斎藤工)と組む。

 

満足度:△1900円

そんなに人間を好きになる要素なかっただろ、ウルトラマン

 

今年いろんな意味でtwitter上で話題になった映画がとうとう来ましたわ〜

私としても、山本耕史のメフィラスが気になって見に行くか迷っていた映画ですのよ!

選ばれたのはトップガンマーヴェリックでした

 

庵野監督の名作リブートシリーズの一つ…ということでいいかしら?両者ともウルトラマンを見たことはほとんどなく、同士お嬢様はシン・ゴジラを視聴済み、私は………あの……ピエール瀧が出てるところだけ見ました………

 

ぜ、全然面白くなかったですわ……普通にびっくりしましたわよ……

 

なんかTwitterではこの映画への批判は絶対許さんって感じで、批判した人が垢消しする事態も発生していたと記憶していますけれど、本当にこの映画でそんなことが起こったのか、疑問になるくらいつまらなかったですわ……嘘みたい……

 

はっきり言ってキャラにいいところはありませんわ。なんかシン・ゴジラはちゃんと全員キャラ立ちしてたらしいんですけど、正直これを見たあとだと信じられませんわね。

強いて言うならメフィラスですけれど、そのメフィラスも「〜〜、私の好きな言葉です」を繰り返し言うので、すぐつまらなくなるというか…しつこいんだよな…ってなってしまいますわ。

ただ、こいつしか特徴がないため、公開後に回ってくる感想の絵とかでメフィラスしか書かれてないのもわかる〜としか言いようがありません。

メフィラス以外のその他の皆さんですが、本当にキャラ立ちしていないため、それぞれのキャラについてどうだったかとか全く思い出せませんわね。キャラ立ちしてないというよりも、アニメの手癖で作ったアニメっぽいキャラで滑っていたというか……

ストーリー上の問題とも関わるのですが、禍特隊がなんの役にも立っていない(というか何もしてない)モブキャラも同然の存在のため、なんの印象もないのですわ。禍特隊同士でも、交流が一切描かれないのでキャラに一切の厚みがなく、薄さに一層の拍車がかかっていますわ。まぁ交流があったら神永が別人に入れ替わってることに気づきますわよね〜

 

ストーリーもはっきり言ってうっっす〜〜〜いですわ。やりたいのは怪獣との戦いだけだから、残りは適当に埋めた!みたいな感じで……

テーマ曲のM八七がかなりいい感じで、映画の解釈がすごいみたいに聞いていたので、こういう話なのかな〜と思っていたら、この曲みたいなところが一切なかったことには驚きましたわよ、この映画見てもこの歌詞は出てこないですわよ。

すべての展開が唐突だし「は?そうはならんやろ****」って感じだったので、終始ぽかーんですわよ。

特に致命的だったのが、キャッチコピーになっている「そんなに人間がすきになったのか、ウルトラマン」が、聞きたいのはこっちですわよ!!ってなるくらい、人間が好きになるようなシーンが一切ないことですわ

上でも述べたように禍特隊のキャラは薄いわ、一切なんの交流もなされないので、人間を好きになった理由が全く不明ですわ。

それにも関わらず、作中人物はものすごい絆があると感じているらしく、「バディなんだから」とか「必ず生きて帰ってきて…」とか言い出すので、こっちはヒエッヒエに冷え切ってしまいましたわ。あ〜なんかここで感動してほしいんだな…みたいな冷めた気持ち、すごかったですわよ…

 

ウルトラマンが人間を好きな理由、まぁ、人間がハムスターみたいな生き物が一生懸命生きてたらかわいいよね〜みたいな感じなのかな〜としか思えませんでしたわ。私はてっきり対等な関係で好きになってくれたとかそういうのかと思っていたので、そういう上位存在的好きか〜とは思いましたわね。別にそういうのが嫌いってわけではないんですけれど…

このウルトラマンって、動物番組で勝手に動物の内心を代弁したナレーションつけてそうですわね。もちろん、ザラブやメフィラスもナレーションつけると思いますわよ

 

ストーリーは他にも割と難が多くて、ザラブとメフィラスのやってることってほぼ同じだな〜とか、すべての問題の解決はウルトラマンに丸投げなの!?とか、言い出すとちょっと…山積みって感じですわね……

 

この映画といえば、SNS上では、長澤まさみのいくつかのシーンがセクハラではないかで割と紛糾していたと記憶していますが、個人的にはうーん…まぁちょっと気持ち悪かったかな…と思いますわ。

個人的に特に無理だったのは、気合を入れるためにお尻を叩くシーンですわね…あれ、アニメだとわざわざ書かないとそうならないから気付かなかった?のかもしれませんけれど、お尻って叩くと揺れるんですのよ、それがなんか…うわっ…って引いてしまいましたわ……

アニメ作る手癖で入れちゃったのかな〜と思いますわ…でもこれ実写映画だから……

 

期待していたよりもかなり悪かったため、かなりがっかりという感じですわ…おかげでシン・ゴジラもかなり疑いの目で見てしまいますわ…本当に面白いのかしら…?

仮面ライダー大丈夫なのか心配になる出来でしたわ……