土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

ディア・ハンター

監督と推しCPがいっしょ!

※この感想を書いている人は腐女子であり、更に言うなら、作者が何を言いたいか?ということは全く考えずに作品を見るタイプのたい焼きであることをご承知の上お読みください。戦争の是非とか、ベトナム人が描き方とかはノータッチです。ご了承ください。

えぇぇぇ〜〜〜こんなに介護してくれるんですかぁ〜〜〜〜????

とんでもない腐女子介護映画ですこれは。マジで。とんでもないです。制作サイドから、こいつが攻め!こいつが受け!わかるな!?逆CP別CPは認めねぇぞ!!というめっっっっっちゃ強いメッセージが出ています。もう開始すぐにです。過激な固定派です。リバはぶっ殺します。

しかも闇の腐女子が考えることが全部入ってます。推しCPにバッドエンド迎えさせたい闇の腐女子です。悲恋がさいこ〜〜っていう腐女子です。

前半の1時間で、今回の受けことニック(クリストファー・ウォーケン)が如何に美しく華やかであるかを見せつけてきます。本当信じられないくらい美です。こんな…美があっていいのか…?というくらい美です。貴族的で耽美な美を、我々の夢想の世界からこの現実に引きずり下ろして来た。とでも言うべき美。こわっ…

それに対し攻めのマイケル(ロバート・デ・ニーロ)はもう雄です、これは雄。全人類の理想とも言うべき雄の攻めです。みんなのリーダーで、体つきもがっしりしていて、髭も生やしていて、趣味でハンティングとかしちゃう!えぇ…(困惑)なに…?どうすればいい…?しかも機転も利いて、その上度胸もあり、行動力もある。そして、仲間を見捨てないという強い意思もある。えぇ…マジで…?なに…?

舞台はペンシルバニア州ピッツバーグ郊外のクレアトン。マイケル達のグループは休日になれば皆で鹿狩に赴く、ごくごく平凡な若者たち。そんな彼らもベトナム戦争に出征しなくてはならなくなりました。マイケル・ニック、そして結婚を控えたスティーブンの壮行会と結婚式を兼ねたパーティーが催されます。そこでは、平凡な若者たちの明るく楽しいパーティが繰り広げられます。ロシア系移民の彼らの民族的なダンス、楽しい酒、友人たちの馬鹿騒ぎ…

そこへ、ベトナム戦争帰りと思しきグリーンベレーが現れます、マイケル達は彼に声をかけますが、彼はそれを無視します。それはベトナム戦争の不穏な影でした。

そして翌日、彼らは最後の鹿狩に出かけます。マイケルは一匹の立派な鹿を、一撃で仕留めるのでした。

場面は一変し、そこは地獄でした。アメリカ軍は苦戦し、マイケル達はベトナム軍に捕まってしまいます。そこでおこなわれていたのは、ロシアンルーレットでした。

捕虜たちにロシアンルーレットをおこなわせ、それを賭け事として遊興をおこなっていました。人命がおもちゃにされる事態に、ニック、スティーブンは恐怖に慄きます。今度はマイケルとニックたちの番でした。そこでマイケルは機転を利かし、どうにか全員で逃げることに成功します。しかし、アメリカ軍のヘリコプターに助けられたのはニックだけ。ここでニックははぐれてしまいます。これが結果として彼の運命を変えました。

マイケルとスティーブンはなんとか助けられ、サイゴンへと向かいます。スティーブンは足を失いました。マイケルはサイゴンの街で、何かに取り憑かれたようにロシアンルーレットに突然参加したニックを見失ったまま、故郷へと帰ります(実は2年経ってた)

故郷へと帰ったマイケル、しかし、彼はもう鹿を撃つことは出来ません。

両足を失い病院に入院しているスティーブンから、サイゴンより謎の送金があることを知ったマイケル、それはニックによるものでした(ここでニックが送金しているのは、スティーブンの奥さんの子供が実はニックの子供だからです)ニックを故郷へと戻すために、サイゴンへと向かうマイケル。

しかし、そこに待っていたのは残酷な現実でした。薬物とロシアンルーレットの狂気に蝕まれたニックは、もはやマイケルのことを覚えていません。マイケルを目の前にしても、もう何もわからないのです。マイケル…?とたどたどしく口に出しますが、それはマイケルのことをわかってのことではありません、ただの音なのです。

ここめっっっっっちゃ闇の腐女子じゃない!?わかる〜〜〜〜って感じだった

マイケルはニックに愛している、頼む戻ってくれ、街に帰ろうと言い、その覚悟を示すため、自らもロシアンルーレットに参加します(なんで?)しかし、その覚悟虚しく、マイケルが撃ったあとの弾丸で、ニックは死を迎えます。ニックを掻き抱き泣き叫ぶマイケル、しかし、ニックはもう戻りません。棺とともに街へ戻ったマイケルは皆とニックの死を悼むところで映画は終わります。

えっ…マジで…闇の腐女子が書いたのか…?私が推しCPに求めてるものほぼ全部入ってないか…?こわっ…ビジュアルから何から完璧では…?マジで…?

確かにどうなんだこれ…?というシーンがあることにはあるんですよ、ベトナム人の書き方これでいいんか!?とか、最後にアメリカ国歌歌うのなに!?とか、でもそれを全部吹っ飛ばされるくらい…もうねぇ〜〜何から何まで完璧!ほしいもの全部入ってた。怖いくらいだ。

全人類腐女子、見ろ!お願いします!見て!!