土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

事故物件紹介<残穢>

スタッフロールの曲で悲しさが来た。

至って狭い観測範囲では毀誉褒貶激しいホラー映画、『残穢』、このたびたい焼きもその戦いに身を投じることとなりました。

結論から言うと、面白かったけど激怒した。詳しくは以下

物語の主人公は読者の実体験を元にホラー小説を書いている作家の”私”(名前忘れました)。その私の元へ、家の和室から、床を箒で掃いているような音がする。という怪奇現象が手紙で寄せられます。そして、手紙の主(女子大生)によれば、そのマンションでは、部屋にかかわらず怪奇現象が起こっていると言う。興味を持った主人公は彼女とともにその怪奇現象の原因を突き止めるべく調査に乗り出す。しかし、その怪奇現象はおもったよりも根が深く、実は主人公が書いたかつての小説にも繋がっていたことが明らかになる……ー

物語は面白く、もしかしたら自分のいる土地も呪われているのでは…?という恐怖に襲われることになります。穢れが穢れを呼び、人をおかしくし人を殺し、そしてまた新たな穢れとなる…そうして現代まで連綿と続いていく…つまり、私達が聞く怪異も、実はもっと別の怪異で引き起こされたのでは…?と思わされる。理不尽な穢れですが、死んだ人たちも理不尽に死に、恨みがあるのでまた理不尽な穢れになっていくという…なんか言いたいことまとまらないけど話自体は面白いし、演出もなんか…そんなに思ったほど悪くなかった…

でも怒ってる。何に怒ってるってそりゃもう雑なCGに怒ってる。いや、もう出だしで、あっ…?と思ったがまぁイントロの話だから?と思って見逃していたら、実はその話も怪奇現象に関わっていることがわかり…?そして…?炭鉱事故(これがすべての原因)の爆発がちゃっちくて…?石原プロに今すぐ弟子入りして欲しくて…?その事故で死んだ鉱夫達の怨霊がトドメの一撃。

なんだお前これは…

なぜ怒るかというと、別にこれ怪奇現象を形にしなくても怖かったよなぁ!?というところです。別に、そういう話があって、それが連鎖して穢れになり私達穢れに触れてしまったかも…?そういえば最近調子が悪いし変な電話がかかってきて…でいいじゃん!?なんでわざわざクソCGで形にしちゃう???予算降りませんでしたって感じのクソCGなら形にするな、形にしないままで怖くする努力をして〜安易な道を選ぶな〜〜

話は面白いのにCGでちょっとがっかりする映画だった…あれっ、でも話がいいのは小野不由美がすごいからで別に映画がすごいわけじゃな……