土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

神さまの言うとおり

何事もない日々に飽き飽きしていた高校生・高畑瞬(福士蒼汰)の通う学校に突如ダルマが出現し、命を懸けたゲームの始まりを告げる。少しでも動いたら首が吹き飛ぶ第1のゲーム「ダルマさんが転んだ」をクリアした彼は、幼なじみの同級生・秋元いちか(山崎紘菜)と一緒に第2のゲームへと向かう。一方世間では、ゲームから生還した生徒たちを、神の子とあがめており……。

引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/349217/review/

どれにしようかな 神さまの言うとおり あべべのべ 鉄砲撃って ばんばんばん もう一つおまけに ばんばんばん 柿の種が割れたよ

これ皆様はなんておっしゃってまして?私はこんな感じでしたわ。最後の柿の種は謎ですわ…なぜ突然柿の種の話を…?

多分、これこの神さまの言うとおりとは関係ない可能性がありますわね…

評価がかなり散々で、一度見たはずの同士お嬢様も「記憶がありませんわ…見たことしか思い出せない…」とおっしゃっていましたので、まぁシグナル100みたいなものかしら。と思って見ましたわ。

そうしたら、案外悪くありませんでしたわ!やっぱり評判が悪いのは原作と違うからかしら…?

この映画で良かった点はテンポの良さですわ。やっぱり…最近「スマホを落としただけなのに」を見たせいかしら…あの映画は本当に…テンポという概念すらご存知なかったようで…

まず掴みのテンポがすばらしいですわ。もう閉店間際なのでとにかく全てを売りつくしたい!!と焦ってる店もかくやの勢いで主人公のクラスメイトが死にますわ。染谷将太でも容赦はありませんわ。ただまぁなんか説明は一切ありませんので、なんでこんなことしてるの?という疑問はありますけれど…でもデスゲームものってそうじゃないですの?大体最初は理由がわからないものと思ってますわ。詳しくありませんが……

その後も割と闇の遊戯のテンポがいいので、飽きてダレるということはありませんわ。え、えぇ…嘘ではありませんわ…最初のゲームに比べるとちょっと劣るのは確かですけれど。

正直、そこくらいしか褒めるところが…思いつきませんわ…

言うほど悪くないとは言いましたけれど、テンポがいいことくらいしかないんですわ、褒めるところ。他はまぁちょっと死ぬ過程にひねりのあることかしら?

とはいえ、死のゲーム部分も少し不満があるのは事実ですわ。特にこけしのかごめかごめは結局攻略法はなんだったんですの?この映画の死のゲームは理不尽なことが多い反面、攻略法が提示される…というか探れることが多いんですけれど、こけしは全然わかりませんでしたわ。いやなんだったんでしょう……まぁ死のゲームなんて理不尽でなんぼでしょと言われればそうなので、看過出来る部分ではありますわね。

もう一つ大きな不満は、死のゲームを生き残っている高校生たちが神の子として崇められている部分ですわ。このくだり必要ですの?正直カットしてくださって結構ですけれど。

この死のゲームを主催した神に反発を覚えているのに、愚かモブたちが自分たちをその神の子と崇めている…という皮肉な状況なのかもしれないですけれど、それになんの意味があったのかわかりませんわ。そして大森南朋演じる引きこもりも意味不明ですわ。最後に同人誌書き上げてたけど、だからなに!?でしてよ。これもリリー・フランキーと同じで続編への引きだと思いますけれど、続編ない以上無意味でしたわね!続編作る予定もないのに続編見込んだシーンを入れるのはおやめになって!

レビューサイトでつけられているほど悪いとは思えませんけれど、すごく良かった!みたいな映画ではありませんでしたわ。神木隆之介のキャラが一番インパクトがありましたわね、他のキャラが何もなかったって言われるとそのとおりなんですけれど。

全然関係ないんですけれど、最後にアイス舐めた神木隆之介の舌が白かったので、そりゃそうだよな普通だよこれがと思ったんですけれど(ていうかアイス食べたからですわよこれ)、そうなってくると、逆に「サニー32」でピエール瀧の舌が真っピンクだったのキモかったですわね…いや…とばっちりもいいところですわよ…