あらすじ:愛媛県のこぢんまりとした港町・三津浜の造船所に2人で生活している芦原泰良(柳楽優弥)と弟の将太(村上虹郎)。けんかばかりしている泰良はある日突然三津浜を後にし、松山の中心街で相手を見つけてはけんかを吹っ掛けていく。そんな彼に興味を抱いた北原裕也(菅田将暉)が近づき、通行人に無差別に暴行を働いた彼らは、奪った車に乗り合わせていた少女・那奈(小松菜奈)と一緒に松山市外へ向かい……。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/355276/story/
ヘ、ヘイトスピーチ……
これが愛媛県松山市の話!って明言してしまうの、ヘイトスピーチなのではありませんこと…?
もちろん、主人公のような人間が生まれてくることと愛媛県の風土との因果関係はないと思いますけれど、これを愛媛県と明言する必要はあったのか、それはなぜなのか、この映画からは全く読み取れませんでした。必然性がないのならば、このような映画である以上明言は控えるべきだったのではないかと思いますわ。
真面目な懸念はこれまでとして、この映画の話をしたいのですが……お排泄物ですわ〜!!としか言いようがありませんわね。
上でこんなあらすじ書いてありますけれど、これはほんっとうにうっっすらあるって程度で、基本的には反社会的人物の柳楽優弥がとにかく道行く人に喧嘩売りまくって負けてんほぉ〜たまんねぇ〜してるだけなので…あとはそれに感化されて自分より弱いやつに強く出る菅田将暉がイキリ散らかしてるだけですわ。
レビューでこの柳楽優弥を田舎の青年によくあるやつ、とか若者の破壊衝動とありましたけれど、マジで言ってるんですの?!私も田舎ですけれど、こんな人いませんわよ!?
この映画の類例として、時計じかけのオレンジやファイトクラブをあげる方もいらっしゃいましたが、私はあまりそうは思いませんわ。
なぜかと申しますと、監督が漫画家の新井英樹フォロワーであることが恐らく確実であり、この映画の内容がザ・ワールド・イズ・マイン(作:新井英樹)に似ているからですわ。監督がやりたかったことは、新井英樹みたいな作品を作ることであって、時計じかけのオレンジやファイトクラブのような意図があったとは思えません。新井英樹作品を読んだことがある同志お嬢様は劣化コピーと評していましたわ、そうなんだろうなと私も思いますわ。
私は正直新井英樹作品はほとんど未見ですので多くは語れませんが、この監督の次作「宮本から君へ」の原作者が新井英樹なことから考えても明らかではないでしょうか。
「宮本から君へ」と言えばピエール瀧がコカインをやっていたせいで助成金を剥がされたのはおかしいとして訴えを起こして、無事に助成金が認められたことで有名ですわね!もうこの映画がここまでつまんないと「宮本から君へ」もつまんないから助成金剥がされたんじゃないんですか?(つまらないからといって助成金が出ないのはそれはそれとして問題でしょうけど)
こんな感じで今年一番のお排泄物映画ですけれど、面白いことが一つだけあるのでご紹介いたしますわ。それはこちらのレビューですわよ。
現在愛媛に住んでいるがこれを薄めたような日常があり見ていて不快である
要するに自分で自分をバカというのはいいが他人からバカと言われたら不快になるような感じ
民度が低いのでこのような意味もなく暴力に溢れる土着な映画は原住民には喜ばれるのかもしれないが、他から移ってきた人間からすれば異様に思える
喧嘩祭りも愛媛にはモデルとなる祭りがあるが、これも他から見れば異様だし伝統というのなら異常者の集まり
キャバ嬢が出てきたが、見るからに都会者という感じで演技が足りない
アレを何段階かブスにして知性をもっと奪ってもっと原色の安っぽい服着て小汚え方言使ったら一般的な現地の女になる
全体的に俳優が小綺麗なのでイケない
もっとブスでバカでビンボーな女とかハゲで日焼けしててヤニばっか吸ってるオヤジ出さないとリアリティないよ笑
嘘でしょ…愛媛県さん…????