あらすじ:車椅子を使っているユウと親友のハルは、幼なじみのコトナを助けようとして、現実世界と並行する魔法世界「二ノ国」に迷い込んでしまう。ニノ国で出会ったコトナによく似たアーシャに心惹(ひ)かれたユウは、コトナの命を救うためアーシャの命を狙うハルと対立する。
引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/367145/story/
☆2ノ国
嘘です!!本当は☆2も惜しいですわ!!☆1ノ国ですわ!!
一昨年にドラゴンクエストユアストーリーが燃え上がった夏、その直後に現れて同じく燃え上がる炎になった二ノ国がとうとうアマゾンプライムビデオに仲間入りしたため、クソ映画お嬢様部二周年記念として見ることといたしましたの!
前評判以上でしたわ……全項目0点!といった感じの映画でしたわね…
音楽は久石譲なため悪くないはずなのですが、他が悪すぎて、音楽まで気が回らず聞こえませんでしたわ……
まずよく言われているストーリーから。
まぁ…ひどいですわよね!知ってましたけれど、想像以上でしたわ。現実世界=一ノ国と別のファンタジー世界=二ノ国で命が繋がっていて、どちらかが死ぬともう片方の世界の自分も死ぬという設定自体は面白そうなのですが…
なぜか話は全く面白くありませんでしたわ!
何がいけなかったのかというと、全体的にご都合主義なことと、キャラに魅力がないからですわ!
本当に満遍なくご都合主義なため、ストーリーがすごくぎこちなく見えるんですわ。
特にご都合主義が極まっているのが王国の裏切り者(ラスボス)がバレるシーンですわ。この緊迫のシーンにも関わらず、突然「魔法にはにおいがある!」とかいう設定が無から生えてくるんですわ!
私はそこまで伏線とその回収には重きを置いていないと思っていましたが、この映画の設定が無から生えてくる様は流石にちょっとどうかと思いましたわ!
また、セリフで状況説明をしすぎるために、毎回キャラが
「ムゥ…これが世に聞く…」
「知っているのか雷電!」
と言うのもぎこちなさに拍車をかけてますわね。
ただ、正直な話これよりもキャラに魅力がないことの方が厳しいですわ!
特に主人公の友人のハルは最悪ですわ!開始5分くらいでなんだこいつ…とヘイトを溜めてきますわ!RPGの盾役かなにか?
こいつがとにかくバカで足を引っ張りまくるので本当に…この…(検閲)…となるのですが、これも上記のご都合主義が原因ですわね。主人公の見せ場がこいつがバカでトンチンカンなことを言うことで作られているせいですわ。ハルは犠牲になったのだ、脚本の犠牲にな…
とはいえ、キャッチコピーの「命を選べ」すらハルの勘違いというのはちょっとどうかと思いますわ。
命を選べと言っていますけど、一ノ国と二ノ国で、どちらかの国で死ぬともう片方の国でも死ぬ設定なのですから、命を選んじゃだめなんです。
ただ、なぜかハルは余命僅かになった彼女のコトナを助けるためにアーシャ姫を殺すしかないんだ!と思い込んでいるので、命を選んでいます。そこから来てるキャッチコピーなんですわ!いくらなんでもそりゃないでしょ…
そして悲しいことに、褒められないのはストーリーだけではありません。声優もやばいです。
特にひどいのがヒロイン役をやっている永野芽郁さんで、彼女の演技は本当に…群を抜いて下手です。はっきり言って喋らないでほしいレベルでやばかったですわ。
そもそもキングオブエジプトでヒロインをやったときも良い評判がなかったのに、どうしてやらせるのでしょうか。要らぬ恥をかかせるなと思います。
更に、作画も悪いです。よく見たらポスターも悪いですわね…
とにかくいいシーンがほぼありません。なんか目と目が離れすぎてて怖いです。目と目の間が目2つ分開いてるので怖いです。前編通して下手だし違和感があります。デザインも悪いので、ハルが着ている鎧もダサいし、ラスボスはもっとダサいです。信じられないくらい雑魚みたいなデザイン!
やはり、あれだけ大炎上した映画はさすがと言ったところですわね!悪い意味で忘れられそうにないので、この前のランキングには入れそうにありませんわ!
これと並び称されたドラクエくんが気になって仕方ありませんが、いつマイストーリーになることやら……