土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

あらすじ:鬼才・押井守士郎正宗の同名コミックを映画化し、日本のみならず全米でも記録的なヒットを飛ばしたSFアニメーション。作画の素晴らしさやデジタルを駆使した画像の美しさはもちろん、押井監督独特のシュールかつ重層的な作品世界が秀逸。また監督自身がこだわり抜いた、リアリティ溢れるガン・アクションも見どころ。伊藤和典脚本、音楽に川井憲次。声の出演に田中敦子大塚明夫山寺宏一家弓家正。西暦2029年。企業のネットが星を覆い、電子が駆けめぐる近未来。公安9課の草薙素子を隊長とする、通称“攻殻機動隊”のメンバーに、国際手配中の天才ハッカー人形使いが捕らえられたという報が入る。完全にサイボーグ化し、電脳を有する人形使い。ネットの海から生まれた彼は、自らを生命体と主張し、亡命を提言する・・・。

引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/152697/

人形使いって完全にサイボーグ化とかではなく、最初から電脳の海で生まれた存在だったと思ったんですけれど)

……そう囁くのよ 私のゴーストが

大学で見せられたアニメ映画の双璧といえばエヴァンゲリオンとこの映画ですけれど、よく考えたら通しで見た経験は少ないこともあり、今回見てみることにしましたわ。

非常に哲学的でしたし、映像的にもなるほどこれは後発の作品に影響を与えただろうなというのがよくわかりましたわ。可視化されたネットワークや、機械、また光学迷彩などは非常にスタイリッシュで、これSFの映画やゲームで見かける!みたいなところがありましたわ。

またそれだけではなく、映像やゆったりとした間のとり方から非常に贅沢な作りだな〜というのも感じました。

話は…私はおぼろげな原作知識でなんとか理解、一緒に見ていたお嬢様は前知識がなさすぎた…と言っていたので、ちょっと…難しかったですわね!特に人形使いの設定周りが難しかったですわ…これ見ると、イノセンスのがわかりやすいかもしれませんわね。ど、どうかしら……?

あと、改めて奥さんと娘は植え付けられた偽物の記憶だった人の話を見たのですけれど、きっつ……いくらなんでもひどくないですの…かわいそう過ぎる……

ただ、私個人は原作のが馴染みがあるため、あ、ここが原作と違うな〜とか、素子ってこんなにアンニュイな感じではないよな〜とかそういうところが気になりましたわ。素子と言えばメスゴリラ、とか、違法薬物使って3Pしてたらバトーが入ってきちゃったとか…いやもっといいシーンありますけどね!

ただ監督がジャンル押井と、よくも悪くも言われる押井守監督ですので、それを考えるとまぁそんなに原作をめちゃくちゃにはしてないんじゃないかと思いますわ。ビューティフル・ドリーマーとか…そりゃ怒られるよ…

このアニメと監督を好んでいた先生は、きっと今ネットの海を自由に泳いでいるのですわね…先生…