土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

時計じかけのオレンジ

I'm singing in the rain Just singing in the rain

荒んだ管理主義社会を描いた、近未来を舞台にしたディストピア映画。”雨に唄えば”を歌いながらのレイプシーンや、ナッドサット言葉(ギャル文字みたいな?)が有名なスタンリー・キューブリック監督作品。

主人公のアレックスは、ベートーヴェンをこよなく愛し、無軌道な仲間達と日々暴力に明け暮れている、14歳…14歳!?なんだと?!ある日、困窮を理由に押し入った作家の家で、雨に唄えばを歌いながらその妻をレイプし、作家に暴力を加える。雨に唄えばを歌ったのはアドリブだったと言われているが、すごいよかった…。個人的に、悪が為されるときに明るいBGMが流れるの好きなんですね〜なのでめっちゃよかった…やってることは最悪だけど…

で、ちょっと仲間内でギスギスしてたあとに同じ方法で家に押し入ったら家人に気づかれて、芸術作品ネオアームストロング砲で押し問答している間に殺してしまう。そして仲間に裏切られ、一人だけ刑務所に入れられてしまう。そして14年の刑期を言い渡される。なんとかしてはやくに出たい彼は、模範囚となり、犯罪者更生の新しい治療法、ルドヴィコ療法の被験者に立候補する。

ルドヴィコ療法は、有り体に言うとアルコール中毒の治療みたいなもんで、暴力を見ると吐き気を催すように学習させるみたいな…?アル中の治療って確かこんなんでしたよね?しかもそのときのBGMは偶然にも彼の愛するベートーヴェンの曲なため、彼はやめてくれと泣き叫ぶが無慈悲にも治療は続けられる。彼は暴力に全く無防備な人間になり出所する。靴舐めてるシーンよかったよ〜なかなか見られないしな…舐めろというシーンはよくあるが…

で、このあとの家に帰ったシーンが正直一番ショックなシーンなんですけど、家に帰ると、両親が自分に似た…似てないけど…少年…ちょっと10代というのは厳しいけど…男を、実の息子扱いしているので、もう主人公が入っていく余地がないんですね。ありか!?これ!?息子が犯罪者になってショックなのはわかる、息子の存在をなかったことにしたいのもわかる。でも息子っぽい人間連れてくるのはなくない!?流石に驚いたよ、なんだこの両親!?みたいな…こいつらに一番びっくりするわ…なんなんだ…

家に居場所がなかった主人公は、冒頭でリンチしたホームレスにリンチされたり、自分を裏切った仲間に暴行されたりして、命からがら、かつて自分たちが押し入った、作家の家に転がり込む。そこには、自分たちの暴行により、妻を失い、自身も下半身不随になった作家が、召使いの男?なのか同士と住んでいた。作家は反政府勢力で、ルドヴィコ療法により苦しむ彼を使って政府転覆を図る。…がそこで、彼は主人公が自分達を暴行した者だと気付く。ベートーヴェンの音楽を流し主人公を苦しめるが、あまりの苦しみに彼は自殺をする。

しかし、未遂に終わり、彼は病院で目が覚める。そこで政府の要人から下がった支持率を復活させるために、彼はルドヴィコ療法から立ち直ったということにして欲しいと頼まれる。彼はそれを快諾し、かつてのような邪悪な笑みを浮かべる…ー

っていう話なんですけど、こいつマジで10代なのか!?うっそだろ!?あと、全体的に、なんかやたら性的な服なんですよね…意味があるんだろうなぁ…作家先生のところにいた召使いのメガネのお兄さんが一番好きですね。なんか一番こころのちんちんに来ました。なんか・・・いいだろ?

あとはよくわかんなかった…難しいよ〜わかんないよ〜とりあえず、なんかちょっとおもしろい感じのキリスト像は欲しい。おしまい。