土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

樹海村

あらすじ:関わった者は死に至り、家系も途絶えてしまうと伝えられる呪いの箱・通称「コトリバコ」が、富士の樹海の奥深くに封印される。それから13年後、天沢鳴(山口まゆ)と妹・響(山田杏奈)の前に、あの禍々(まがまが)しい呪いの箱が姿を現す。それ以来、姉妹の周囲で異変が起こり始め、樹海で消息を絶つ者が続出。やがて、その箱がもたらす凶悪な呪いが連鎖していく。

引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/373285/story/

前回の犬鳴村の傷も癒えたところに、隙を生じぬ二段構えと言わんがばかりに現れたのが村シリーズの二作目の樹海村ですわ!なぜ次回作が作られているのか、正直理解に苦しみますわ…

youtuberはやめい言うとるのが聞けんのか!!

なぜか出だしがyoutuberが樹海に行ってやばいことになってしまった!という前作と全く同じ展開なため、思わず復讐のピピ飯田橋の昇竜になってしまいます。

ただ今回のyoutuberは主人公たちにとっては全然知らないやつなので、主人公たちを襲う苦難はこのyoutuberと関係ありません(正確には関係あるのですが、それについては後述します)

で、主人公たちはと言うと新居の下にあった呪われた箱=コトリバコに呪われて大変な目に遭います。

いや、コトリバコて…種本が2ちゃんねるの洒落怖って…正直ちょっとどうかと思うんですけれど…

もしかしてホラー映画界隈では普通なのかしら、確かに著作権がある怪異の映画も海の向こうにはあるようですし…もちろん、洒落怖の丸パクではなく、中身が薬指になっているという違いはあるんですけれどなんだかなぁという気持ちは拭えません。

また、コトリバコの呪いがストーリーの中心なので、樹海要素は全然関係ないように見えるのもマイナスだなぁと思います。ていうかなんかあんまり樹海要素がしっかりコトリバコと繋がってる感じを受けなかったので、村ってつけるのに困ったから樹海要素入れた?という気持ちにさせられます。なんかどうもちゃんと繋がってるらしいんですけれど、映画を見ていたときには気づかず、youtubeの解説動画でわかりました。

どうも、樹海村の人たちは生贄という体で口減らしにあった人たちで、その人たちが仕返しのためにDIYしたのがコトリバコということだそうですわ。なので、前述のyoutuberを襲ったのは樹海村の人たちだった!ということで、関係自体はあるのですが、まぁ、コトリバコと樹海要素がしっかり繋がっている感じがしないので、関係ないじゃん!という思いにさせられますわ。

と、いまいち話に乗り切れないなぁ…と思っているうちに映画は進み、クライマックスに突入するのですがなんと!ここの流れが前作と完全に一緒です!

いやうん、ホラーって最後に謎解き要素あるのが鉄板だし…とは思いつつも、原因になっているやばい村に行く!家族の愛で助かる!の流れ、この前もやったばっかりじゃないですか!

他の演出とかCGとかは別にそんなに悪くなかったと思いますわ。ちょっと露骨にCGです!みたいな虫には辟易しましたが…

個人的に怖かったのは、zoomかなんかのアイコンが全部yotuuberになって崩れるところとか、夫を亡くした奥さんが笑顔でドアを閉めるところは怖かったですわ。ドアがすりガラスになっているのがいい味出してましたわね。

本当に冒頭でも言った通り、どうして犬鳴村のあとに続編が撮られているのかがまずそもそもホラーなんですけれど、なぜか更に次回作まである…これが一番のホラーですわね…ど、どうして…???