土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

ラプラスの魔女

あらすじ:離れた場所で二つの死亡事件が連続して発生し、両方同じ自然現象の下での硫化水素中毒死だと判明。さらに死亡した二人は知り合いであることがわかり、警察は地球化学の研究者である大学教授の青江(櫻井翔)に協力を依頼する。青江は事件性はないと考え調査を進めていると、そこに円華(広瀬すず)という女性が現れ……。

引用元:https://movies.yahoo.co.jp/movie/362337/

クソ映画お嬢様部の親愛なる同士お嬢様のお母様が映画館に見に行き、微妙なお顔でご帰宅なされたと言うエピソードだけが前情報の映画感想ですわ!

リリー・フランキーが出てるので、多分犯人だと思います(偏見)

そりゃ微妙な顔で帰ってくるでしょ……

全くつまらないということはないんですけれど、面白いってことは、ない、全くないと言った感じの映画でしたわ…

全体的に中途半端な映画という感想ですわね。てっきり原作からしてミステリなのかと思っていたのですが、あまりミステリを感じませんでしたわ。

一応、ハウダニット部分は超能力(?)で解決し、残りのフーとホワイダニットを推理していくストーリーと言うと、まぁミステリかなと思うんですけれど、なんか推理してる感じがないですわね。これは後述の主人公問題が絡んでいるのですが…

というかあらすじで、不可能な犯罪がおこなわれた!って言ってるんだから、ハウダニットを期待させてるのに、その部分はいや〜超能力っス!ってそれはないだろと思いますわ。

そしてこの映画最大の問題は、主人公の存在意義がないことですわ。主人公は化学の大学教授なのですが、その主人公よりも優れた化学知識…というかその方面の超能力を持ったヒロインが出てきて、全ての謎をこいつが解決するため、主人公のやることといったらリアクションだけという体たらくなんですわ。動物動画をワイプで見ているお笑い芸人かなにか?

これだったら主人公に大学教授設定いらないので、玉木宏演じる叩き上げと思しき刑事を主人公にしたらどうですかね?それなら主人公のラプラスの魔女とかいう異能にも「はぇ〜すっごい…」って言ってるだけでも違和感がないので…

それか、最終決戦のときの危機的状況を解決するのを主人公にやらせるべきだったと思います。そこで幼さゆえに絶望と混乱で何もできなくなっているヒロインを助ける、大人の余裕を見せて、斜に構えたヒロインに他人との信頼関係を築く大切さみたいなのを気付かせる…みたいなストーリーだったら、まだ化学教授設定に意味があったと思いますが、マジでこいつ何もしてないので…なんなんだこいつ…

櫻井翔主演映画がこんなんなっちゃってまぁ〜〜〜という気持ちですわ。ちなみにリリー・フランキーは犯人ではありませんでした。これリリー・フランキーとトヨエツの配役逆で良くないかしら?

あと、玉木宏津田健次郎ってマジで似てませんこと!?めっちゃ似てますわよ!!