土曜映画お嬢様部活動日誌

毎週土曜日に見てる映画の感想です

SP〜革命篇〜

あらすじ:官房長官を狙ったテロから2か月。警視庁のSPである井上(岡田准一)は上司の尾形(堤真一)への不信感を募らせながらも、尾形の指令で国会での警備を担当することになる。そして麻田雄三(山本圭)内閣の不信任案の採決が行われようというそのとき、国会議事堂で銃声が鳴り響き……。

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SP野望篇のあまりのつまらなさに続編を見る元気を失ってはや2年、とうとう観念して見ることにしましたわ〜

 

悪ぃ…やっぱ(見るの)つれぇわ…

 

野望篇でもずっとなんか政治家をどうこうするんだ〜という話をしていて、そのお話タイムが全然面白くなかったので、今回そのお話の実行だとしたらまたつまんないんじゃ…と恐れていたのですが…

恐れていたことが起こってしまいましたわ!

 

結局お話シーンが大半じゃありませんこと!!!?

もちろん前作に比べるとアクションシーンは増えているんですけれど、印象に残ったのはお話シーンでしたわね…しかもなんか何言ってるかよくわかんないっていうか…前作のお話シーン全く面白くなかったので、もう最初から聞く気にならないんですのよね…

嘘をつきましたわ、前作はお話シーン以外も全部つまんなかったですわよ

 

なんか尾形が言っている大義もよくわかんないな〜という感じですし、同志お嬢様も私と同じで、大きいことする人の本当の理由が私怨だと冷めるタイプなので、尾形のこのテロの理由が復讐だったことに、あまり乗れませんでしたわ。

また、主人公の井上の活躍もあまり記憶になく、ほぼ尾形に食われていましたわね。井上の活躍シーンはアクションシーンなので、つまりアクションシーンはほとんど覚えていないという意味ですわ。岡田くんのアクションってすごいはずなんですけれどもね…

 

また、ストーリーを絶望的につまんなくしているのが、このテロを都内の一室から見ている官僚たちですわね。

ネット軍師様気取り冷笑家軍団きつすぎますわ〜〜〜〜!!!!

俺だったらここはこうする、とかあぁするとか、こんなこと言ってると俺達偏差値バカとか言われちゃうよ〜(笑)とかマジで…やめろ!!

このシーン不愉快なだけで全部なくてもいいですし、最終的に扱いに困ったのか爆破されて全員死んだっぽい!!になるので、ここをカットしてもっと井上と尾形に割いたらどうですの???爆発オチなんて最低でしてよ!!

 

他にも細かいことを言えば、テロリストに国会議事堂が選挙されたとして、それを奪還するのはSPじゃなくてSATとかSWATのような気がしますし、警備員に地雷を踏ませて「誰かが入ってくるのを止めろ」って言われても、別に踏んでる分には何も起こらないわけですから、侵入を止められないだろとしか言えず…

細かい粗が目立つくらいつまんないからいけないんですのよ!

 

普段はストーリーへの言及だけで、あまり画作り等には言及しないのですが、このシーンだけはどうしても言わせてくださいまし!!

2010年にしても許されぬ合成画像

いやこれはあんまりではありませんこと…?尊敬してた(らしい)上司との最終決戦がこんなんなっちゃだめですわよ!ドラマ版から続いてきた物語の締めがこんなんってファンはどんな気分で見ればいいんだ

水戸黄門とかで古いのは背景が絵のことがありますけれど、それと同レベルですわ…ニコニコ動画のBB先輩シリーズ?

様々な人から「エジプトかと思った」や「なんで屋上なのにタイル張りなの?」と散々なような言われようでしたわ。残念でもないし当然ですわね。

 

相変わらず、刑事ドラマの映画版は地雷というジンクスを覆すことの出来なかったこの映画ですが、いつになったらこのジンクスを打ち破る面白い映画が出てくることやら……─